映画『るろうに剣心』を指揮する大友啓史監督をはじめ、
スタッフ、演者を魅了してきた歴史と自然が溢れる滋賀県。
定番のあのまちなみから新たに撮影されたあのスポットまで、
劇中の舞台となった“聖地”を作品ごとにご紹介します。
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SCENE #01
三井寺
大津市
国宝・重要文化財が100点以上
琵琶湖を見下ろす大寺映画冒頭の合戦シーンや剣心がライバルと初めて出会うシーンが撮られた天台寺門宗の総本山。正式名称は「長等山園城寺」だが、天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる井戸が境内にあることから、「三井寺」と呼ばれるようになった。琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有し、国宝の金堂をはじめ、観音堂や釈迦堂などが建ち並ぶなど、国宝・重要文化財は100点以上。三井の晩鐘と呼ばれる大鐘は「近江八景」の一つとして親しまれる。
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SCENE #02
八幡堀
近江八幡市
近江商人の繁栄を感じさせる
城下町跡の象徴的なスポット薫が師範代を務める「神谷道場」の周辺という設定で、度々印象的なシーンが撮影される定番のロケーション。安土・桃山時代に豊臣秀吉が城を築き、その城下町として栄えた近江八幡の一大動脈。この堀は湖上を往来する船を城下に寄港させ、近江商人の発展とまちの繁栄に大きな役割を果たしたことで、江戸時代後期には大津と並ぶにぎわいを見せていたという。堀に沿って白壁の蔵や旧家が連なる景観は、多くの映画やドラマのロケ地として撮影されている。
住所近江八幡市宮内町周辺
TEL0748-33-6061
(近江八幡駅北口観光案内所)展示観覧料なし
休日なし
URLhttps://www.omi8.com/omihachiman/local-history/hachimanbori/
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SCENE #03
安楽律院
大津市
当時の景観がそのまま息づく
今なお荘厳な雰囲気が漂う廃寺「門」の前で剣心と鵜堂刃衛が対峙するクライマックスの撮影が行われた。比叡山の鬼門を守る「叡山三魔所」の一つである飯室谷にあり、985年に叡桓によって開祖されたと伝えられる。江戸時代には、戒律主義を唱えた僧侶、妙立、霊空ら安楽律一門が暮らしていた。1949年に火災により本堂や鐘楼などが消失し、現在は廃寺の状態だが、苔むした石段や石塔、境内は今なお荘厳な雰囲気。自然に囲まれた神秘的な場所で、パワースポットとしても知られる。
住所大津市坂本本町4239
TEL077-578-0001
(比叡山延暦寺)展示観覧料なし
休日なし
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SCENE #04
劇中で瀬田宗次郎が、大久保利通を襲撃するシーンが撮影された
(彦根城周辺/彦根市)
ロケ地を見る
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SCENE #05
剣心の旅が始まる重要なエピソードが撮影された舞台
(日吉大社周辺/大津市)
ロケ地を見る
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SCENE #06
剣心が命を懸けて守ろうとする「新時代の申し子」が住む家は、みなくち子どもの森の茅葺き小屋を利用したもの
(みなくち子どもの森周辺/甲賀市)
ロケ地を見る
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SCENE #07
苔むした石垣がリアルな本丸跡で、剣心と四乃森蒼紫が決闘するシーンを撮影
(日野城跡周辺/蒲生郡)
ロケ地を見る
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SCENE #08
1作目でも神谷道場周辺の設定で使われており、今作では剣心と薫の別れのシーンが撮影されました
(八幡堀周辺/近江八幡市)
ロケ地を見る
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SCENE #09
剣心の師匠である比古清十郎に飛天御剣流の「奥義」を伝授してもらうための修行シーンが撮影されました
(安楽律院周辺/大津市)
ロケ地を見る
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SCENE #04
彦根城
彦根市
勇壮な佇まいは当時のまま
国宝に指定される名城井伊家の居城として約20年の歳月をかけて築城され、姫路城、松本城、犬山城、松江城とともに天守が国宝に指定されている名城の一つ。天守をはじめ、重要文化財の櫓、城を囲う内堀·中堀など、極めて保存状態の良い城跡として名を馳せる。城の北東にある大名庭園「玄宮園」も見どころの一つ。庭園から眺む天守や四季折々の景観はもちろん、玄宮園前の内掘では、劇中で瀬田宗次郎が、大久保利通を襲撃するシーンが撮影された。
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SCENE #05
日吉大社
大津市
森と川と社殿が織り成す
美しい景観に思わず心酔剣心の旅が始まる重要なエピソードが撮影された舞台。全国に3,800余りある「山王さん」の総本宮で、境内は東本宮と西本宮から成る。平安京遷都の際、都の表鬼門に位置することから、都の魔除・災難除を祈る神社として多くの人々から崇敬を受けてきた。大宮川の渓流とそれを囲む森に美しい社殿が点在し、苔むした大宮橋を望むロケーションも見どころの一つ。神域には約3,000本ものもみじがあり、関西屈指の紅葉の名所としても知られる。
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SCENE #06
みなくち子どもの森
甲賀市
子どもから大人まで楽しみながら
自然と命の大切さを学ぶ里山公園剣心が命を懸けて守ろうとする「新時代の申し子」が住む家は、みなくち子どもの森の茅葺き小屋を利用したもの。里山の自然環境を生かし、子どもたちが自然の素晴らしさや命の大切さを学ぶことができるように作られた公園。広い園内には自然をテーマとした博物館「自然館」をはじめ、体験農場、昆虫広場、花の森、森の広場などのアミューズメント施設があり、子どもから大人まで自然体験が楽しめる。
住所甲賀市水口町北内貴10
TEL0748-63-6712
(自然館事務室)展示観覧料大人200円/小・中学生100円/未就学児・無料
休日月曜、祝日翌日(土曜・日曜は除く)
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SCENE #07
日野城跡
蒲生郡
本丸跡の石垣が残る
戦国武将・蒲生氏郷公ゆかりの地苔むした石垣がリアルな本丸跡で、剣心と四乃森蒼紫が決闘するシーンを撮影。日野城は、1533年に蒲生定秀により築城。蒲生賢秀の代に織田信長の家臣となり、本能寺の変の際には信長の妻子を迎え入れた城としても知られる。賢秀の嫡男の氏郷が豊臣秀吉に伊勢松ヶ島12万石の領主に抜擢されて日野城を後にしたこともあり、江戸時代に廃城。現在、城の遺構は日野川ダムの建設により城跡はほぼ見ることができないが、ダム北畔に本丸跡の石垣が残っている。
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SCENE #08
八幡堀
近江八幡市
近江商人の繁栄を感じさせる
城下町跡の象徴的なスポット1作目でも神谷道場周辺の設定で使われており、今作では剣心と薫の別れのシーンが撮影されました。安土・桃山時代に豊臣秀吉が城を築き、その城下町として栄えた近江八幡の一大動脈。この堀は湖上を往来する船を城下に寄港させ、近江商人の発展とまちの繁栄に大きな役割を果たしたことで、江戸時代後期には大津と並ぶにぎわいを見せていたという。堀に沿って白壁の蔵や旧家が連なる景観は、多くの映画やドラマのロケ地として撮影されている。
住所近江八幡市宮内町周辺
TEL0748-33-6061
(近江八幡駅北口観光案内所)展示観覧料なし
休日なし
URLhttps://www.omi8.com/omihachiman/local-history/hachimanbori/
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SCENE #09
安楽律院
大津市
当時の景観がそのまま息づく
今なお荘厳な雰囲気が漂う廃寺剣心の師匠である比古清十郎に飛天御剣流の「奥義」を伝授してもらうための修行シーンが撮影されました。比叡山の鬼門を守る「叡山三魔所」の一つである飯室谷にあり、985年に叡桓によって開祖されたと伝えられる。江戸時代には、戒律主義を唱えた僧侶、妙立、霊空ら安楽律一門が暮らしていた。1949年に火災により本堂や鐘楼などが消失し、現在は廃寺の状態だが、苔むした石段や石塔、境内は今なお荘厳な雰囲気。自然に囲まれた神秘的な場所で、パワースポットとしても知られる。
住所大津市坂本本町4239
TEL077-578-0001
(比叡山延暦寺)展示観覧料なし
休日なし
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SCENE #10
「The Final」の重要なシーンの一つである雪代縁との再会の地として撮影された天台寺門宗の総本山
(三井寺周辺/大津市)
ロケ地を見る
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SCENE #11
巻町操と住職が会話するシーンで映し出された、近江商人ゆかりの古刹
(弘誓寺周辺/東近江市)
ロケ地を見る
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SCENE #12
降りしきる雨の中、薫が剣心に傘を差し出す一幕で使われた神社
(日牟禮八幡宮周辺/近江八幡市)
ロケ地を見る
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SCENE #13
剣心の運命を大きく左右する重要な回想シーンの舞台となった神社
(油日神社周辺/甲賀市)
ロケ地を見る
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SCENE #14
劇中では、新撰組屯所の設定で使われており、まちの佇まいがそのまま映画に登場している
(坂本の石垣のまちなみ周辺/大津市)
ロケ地を見る
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SCENE #10
三井寺
大津市
国宝・重要文化財が100点以上
琵琶湖を見下ろす大寺「The Final」の重要なシーンの一つである雪代縁との再会の地として撮影された天台寺門宗の総本山。
正式名称は「長等山園城寺」だが、天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる井戸が境内にあることから、「三井寺」と呼ばれるようになった。琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有し、国宝の金堂をはじめ、観音堂や釈迦堂などが建ち並ぶなど、国宝・重要文化財は100点以上。三井の晩鐘と呼ばれる大鐘は「近江八景」の一つとして親しまれる。
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SCENE #11
弘誓寺
東近江市
風情ある金堂地区に佇む
那須与一の孫が開基した寺院巻町操と住職が会話するシーンで映し出された、近江商人ゆかりの古刹。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている五個荘金堂地区の中でも、ひときわ存在感を示している。那須与一の孫である愚咄を開祖として1290年に創建され、現在の本堂は1755年に高木作右衛門によって再建。比叡山根本中堂に次ぐ県下2番目の大きさを誇り、国の重要文化財にも指定されている。
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SCENE #12
日牟禮八幡宮
近江八幡市
“八幡さま”として崇められる
湖国の中心に位置する守護神降りしきる雨の中、薫が剣心に傘を差し出す一幕で使われた神社。古くから近江商人の信仰を集めて“八幡さま”との呼称で親しまれ、湖国の中心に社を構える。誉田別尊・息長足姫尊・比売神の三神を祭神として祀り、1954年の市制移行後に誕生した「近江八幡」の由来になったことでも知られている。滋賀県を代表する火祭り、「左義長まつり」と「八幡まつり」は1992年に国選択無形民俗文化財に選ばれている。
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SCENE #13
油日神社
甲賀市
室町時代の社殿群が現存する
国の重要文化財剣心の運命を大きく左右する重要な回想シーンの舞台となった神社。室町時代の神社建築がまとまって現存する県下で数少ない神社で、楼門・東回廊・西回廊・拝殿・本殿はいずれも国の重要文化財に指定されている。とりわけ、楼門・拝殿・本殿が一直線に並ぶ参道からの眺めは、思わず息を呑んでしまうほどの美しさ。その社名通り、油の火の神として全国の油業界をはじめ、多くの人々の信仰を集めている。
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SCENE #14
坂本の石垣のまちなみ
大津市
美しい石垣と里坊が連なる
重要伝統的建造物群保存地区大津市坂本は、比叡山延暦寺や日吉大社の門前町として栄えた地域。穴太衆積みと呼ばれる美しい石垣や、比叡山で修行を終えた僧侶たちの隠居所である里坊が連なる景観は趣深い。一帯は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。ちなみに、劇中では、新撰組屯所の設定で使われており、まちの佇まいがそのまま映画に登場している。その他、紅葉の名所として知られる西教寺や日吉大社などもあり、歴史と自然が融合した景観を楽しめる。
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SCENE #01
三井寺
大津市
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国宝・重要文化財が100点以上
琵琶湖を見下ろす大寺映画冒頭の合戦シーンや剣心がライバルと初めて出会うシーンが撮られた天台寺門宗の総本山。正式名称は「長等山園城寺」だが、天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる井戸が境内にあることから、「三井寺」と呼ばれるようになった。琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有し、国宝の金堂をはじめ、観音堂や釈迦堂などが建ち並ぶなど、国宝・重要文化財は100点以上。三井の晩鐘と呼ばれる大鐘は「近江八景」の一つとして親しまれる。
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SCENE #02
八幡堀
近江八幡市
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近江商人の繁栄を感じさせる
城下町跡の象徴的なスポット薫が師範代を務める「神谷道場」の周辺という設定で、度々印象的なシーンが撮影される定番のロケーション。安土・桃山時代に豊臣秀吉が城を築き、その城下町として栄えた近江八幡の一大動脈。この堀は湖上を往来する船を城下に寄港させ、近江商人の発展とまちの繁栄に大きな役割を果たしたことで、江戸時代後期には大津と並ぶにぎわいを見せていたという。堀に沿って白壁の蔵や旧家が連なる景観は、多くの映画やドラマのロケ地として撮影されている。
住所近江八幡市宮内町周辺
TEL0748-33-6061
(近江八幡駅北口観光案内所)展示観覧料なし
休日なし
URLhttps://www.omi8.com/omihachiman/local-history/hachimanbori/
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SCENE #03
安楽律院
大津市
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当時の景観がそのまま息づく
今なお荘厳な雰囲気が漂う廃寺「門」の前で剣心と鵜堂刃衛が対峙するクライマックスの撮影が行われた。比叡山の鬼門を守る「叡山三魔所」の一つである飯室谷にあり、985年に叡桓によって開祖されたと伝えられる。江戸時代には、戒律主義を唱えた僧侶、妙立、霊空ら安楽律一門が暮らしていた。1949年に火災により本堂や鐘楼などが消失し、現在は廃寺の状態だが、苔むした石段や石塔、境内は今なお荘厳な雰囲気。自然に囲まれた神秘的な場所で、パワースポットとしても知られる。
住所大津市坂本本町4239
TEL077-578-0001
(比叡山延暦寺)展示観覧料なし
休日なし
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SCENE #04
劇中で瀬田宗次郎が、大久保利通を襲撃するシーンが撮影された
(彦根城周辺/彦根市)
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SCENE #05
剣心の旅が始まる重要なエピソードが撮影された舞台
(日吉大社周辺/大津市)
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SCENE #06
剣心が命を懸けて守ろうとする「新時代の申し子」が住む家は、みなくち子どもの森の茅葺き小屋を利用したもの
(みなくち子どもの森周辺/甲賀市)
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SCENE #07
苔むした石垣がリアルな本丸跡で、剣心と四乃森蒼紫が決闘するシーンを撮影
(日野城跡周辺/蒲生郡)
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SCENE #08
1作目でも神谷道場周辺の設定で使われており、今作では剣心と薫の別れのシーンが撮影されました
(八幡堀周辺/近江八幡市)
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SCENE #09
剣心の師匠である比古清十郎に飛天御剣流の「奥義」を伝授してもらうための修行シーンが撮影されましたた
(安楽律院周辺/大津市)
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SCENE #04
彦根城
彦根市
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勇壮な佇まいは当時のまま
国宝に指定される名城井伊家の居城として約20年の歳月をかけて築城され、姫路城、松本城、犬山城、松江城とともに天守が国宝に指定されている名城の一つ。天守をはじめ、重要文化財の櫓、城を囲う内堀·中堀など、極めて保存状態の良い城跡として名を馳せる。城の北東にある大名庭園「玄宮園」も見どころの一つ。庭園から眺む天守や四季折々の景観はもちろん、玄宮園前の内掘では、劇中で瀬田宗次郎が、大久保利通を襲撃するシーンが撮影された。
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SCENE #05
日吉大社
大津市
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森と川と社殿が織り成す
美しい景観に思わず心酔剣心の旅が始まる重要なエピソードが撮影された舞台。全国に3,800余りある「山王さん」の総本宮で、境内は東本宮と西本宮から成る。平安京遷都の際、都の表鬼門に位置することから、都の魔除・災難除を祈る神社として多くの人々から崇敬を受けてきた。大宮川の渓流とそれを囲む森に美しい社殿が点在し、苔むした大宮橋を望むロケーションも見どころの一つ。神域には約3,000本ものもみじがあり、関西屈指の紅葉の名所としても知られる。
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SCENE #06
みなくち
子どもの森甲賀市
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子どもから大人まで楽しみながら
自然と命の大切さを学ぶ里山公園剣心が命を懸けて守ろうとする「新時代の申し子」が住む家は、みなくち子どもの森の茅葺き小屋を利用したもの。里山の自然環境を生かし、子どもたちが自然の素晴らしさや命の大切さを学ぶことができるように作られた公園。広い園内には自然をテーマとした博物館「自然館」をはじめ、体験農場、昆虫広場、花の森、森の広場などのアミューズメント施設があり、子どもから大人まで自然体験が楽しめる。
住所甲賀市水口町北内貴10
TEL0748-63-6712
(自然館事務室)展示観覧料大人200円/
小・中学生100円/
未就学児・無料休日月曜、祝日翌日
(土曜・日曜は除く)
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SCENE #07
日野城跡
蒲生郡
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本丸跡の石垣が残る
戦国武将・蒲生氏郷公ゆかりの地苔むした石垣がリアルな本丸跡で、剣心と四乃森蒼紫が決闘するシーンを撮影。日野城は、1533年に蒲生定秀により築城。蒲生賢秀の代に織田信長の家臣となり、本能寺の変の際には信長の妻子を迎え入れた城としても知られる。賢秀の嫡男の氏郷が豊臣秀吉に伊勢松ヶ島12万石の領主に抜擢されて日野城を後にしたこともあり、江戸時代に廃城。現在、城の遺構は日野川ダムの建設により城跡はほぼ見ることができないが、ダム北畔に本丸跡の石垣が残っている。
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SCENE #08
八幡堀
近江八幡市
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近江商人の繁栄を感じさせる
城下町跡の象徴的なスポット1作目でも神谷道場周辺の設定で使われており、今作では剣心と薫の別れのシーンが撮影されました。安土・桃山時代に豊臣秀吉が城を築き、その城下町として栄えた近江八幡の一大動脈。この堀は湖上を往来する船を城下に寄港させ、近江商人の発展とまちの繁栄に大きな役割を果たしたことで、江戸時代後期には大津と並ぶにぎわいを見せていたという。堀に沿って白壁の蔵や旧家が連なる景観は、多くの映画やドラマのロケ地として撮影されている。
住所近江八幡市宮内町周辺
TEL0748-33-6061
(近江八幡駅北口観光案内所)展示観覧料なし
休日なし
URLhttps://www.omi8.com/omihachiman/local-history/hachimanbori/
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SCENE #09
安楽律院
大津市
-
当時の景観がそのまま息づく
今なお荘厳な雰囲気が漂う廃寺剣心の師匠である比古清十郎に飛天御剣流の「奥義」を伝授してもらうための修行シーンが撮影されました。比叡山の鬼門を守る「叡山三魔所」の一つである飯室谷にあり、985年に叡桓によって開祖されたと伝えられる。江戸時代には、戒律主義を唱えた僧侶、妙立、霊空ら安楽律一門が暮らしていた。1949年に火災により本堂や鐘楼などが消失し、現在は廃寺の状態だが、苔むした石段や石塔、境内は今なお荘厳な雰囲気。自然に囲まれた神秘的な場所で、パワースポットとしても知られる。
住所大津市坂本本町4239
TEL077-578-0001
(比叡山延暦寺)展示観覧料なし
休日なし
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SCENE #10
「The Final」の重要なシーンの一つである雪代縁との再会の地として撮影された天台寺門宗の総本山
(三井寺周辺/大津市)
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SCENE #11
巻町操と住職が会話するシーンで映し出された、近江商人ゆかりの古刹
(弘誓寺周辺/東近江市)
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SCENE #12
降りしきる雨の中、薫が剣心に傘を差し出す一幕で使われた神社
(日牟禮八幡宮周辺/近江八幡市)
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SCENE #13
剣心の運命を大きく左右する重要な回想シーンの舞台となった神社
(油日神社周辺/甲賀市)
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SCENE #14
劇中では、新撰組屯所の設定で使われており、まちの佇まいがそのまま映画に登場している
(坂本の石垣のまちなみ周辺/大津市)
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SCENE #10
三井寺
大津市
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国宝・重要文化財が100点以上
琵琶湖を見下ろす大寺「The Final」の重要なシーンの一つである雪代縁との再会の地として撮影された天台寺門宗の総本山。
正式名称は「長等山園城寺」だが、天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる井戸が境内にあることから、「三井寺」と呼ばれるようになった。琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有し、国宝の金堂をはじめ、観音堂や釈迦堂などが建ち並ぶなど、国宝・重要文化財は100点以上。三井の晩鐘と呼ばれる大鐘は「近江八景」の一つとして親しまれる。
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SCENE #11
弘誓寺
東近江市
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風情ある金堂地区に佇む
那須与一の孫が開基した寺院巻町操と住職が会話するシーンで映し出された、近江商人ゆかりの古刹。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている五個荘金堂地区の中でも、ひときわ存在感を示している。那須与一の孫である愚咄を開祖として1290年に創建され、現在の本堂は1755年に高木作右衛門によって再建。比叡山根本中堂に次ぐ県下2番目の大きさを誇り、国の重要文化財にも指定されている。
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SCENE #12
日牟禮八幡宮
近江八幡市
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“八幡さま”として崇められる
湖国の中心に位置する守護神降りしきる雨の中、薫が剣心に傘を差し出す一幕で使われた神社。古くから近江商人の信仰を集めて“八幡さま”との呼称で親しまれ、湖国の中心に社を構える。誉田別尊・息長足姫尊・比売神の三神を祭神として祀り、1954年の市制移行後に誕生した「近江八幡」の由来になったことでも知られている。滋賀県を代表する火祭り、「左義長まつり」と「八幡まつり」は1992年に国選択無形民俗文化財に選ばれている。
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SCENE #13
油日神社
甲賀市
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室町時代の社殿群が現存する
国の重要文化財剣心の運命を大きく左右する重要な回想シーンの舞台となった神社。室町時代の神社建築がまとまって現存する県下で数少ない神社で、楼門・東回廊・西回廊・拝殿・本殿はいずれも国の重要文化財に指定されている。とりわけ、楼門・拝殿・本殿が一直線に並ぶ参道からの眺めは、思わず息を呑んでしまうほどの美しさ。その社名通り、油の火の神として全国の油業界をはじめ、多くの人々の信仰を集めている。
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SCENE #14
坂本の石垣のまちなみ
大津市
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美しい石垣と里坊が連なる
重要伝統的建造物群保存地区大津市坂本は、比叡山延暦寺や日吉大社の門前町として栄えた地域。穴太衆積みと呼ばれる美しい石垣や、比叡山で修行を終えた僧侶たちの隠居所である里坊が連なる景観は趣深い。一帯は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。ちなみに、劇中では、新撰組屯所の設定で使われており、まちの佇まいがそのまま映画に登場している。その他、紅葉の名所として知られる西教寺や日吉大社などもあり、歴史と自然が融合した景観を楽しめる。